SEEE協会は、昭和43年、フランスS.E.E.E.社から技術導入されたSEEE工法を、国内で普及・発展を図るため、昭和58年4月に設立されました。
以来、プレストレストコンクリート技術の発展のため、会員各社が一致協力して調査・研究・開発を行っております。特に、海外の技術・文献の国内への紹介に努め、最近では真空グラウト工法の開発・普及を進めてきました。
SEEE工法には、PC鋼材を冷間加工でスリーブと一体化させ、その外周にねじ加工を施し、ナットを用いて定着するF型と、その応用として、アンボンドケーブル、斜張橋などに用いる高疲労強度F-PHケーブル等があります。また、大型PCケーブルとしてウェッジ定着のFUTシステム、斜張橋などに用いる高疲労強度FUT-Hシステムが実用化されています。
SEEE工法は、橋梁全般、各種容器、補強用外ケーブル、建築物等に用いられ、まさにPC技術の未来を創造する工法と言えましょう。